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バイロイトのローエングリン、「ちゃぶ台返し」に悶絶 [クラシック]

撮りだめていた番組のうち、ことしのバイロイト音楽祭を生中継したワーグナー「ローエングリン」を観ました。

ネルソンスの指揮は、バイロイトの劇場ならではのうねるような音色をよく生かしていたように思います。行ったことないけど。ローエングリンが光り輝く美しさなのに対して、トリスタンとイゾルデは漆黒の美しさという対比だと思いますが、光り輝く感じがしっかりでていて、美しく楽しめる演奏でした。

歌手はタイトルロールのフロリアン・フォークトがモーツァルトを歌うような繊細で美しい歌なのに、声量もじゅうぶんにあり、とても新鮮で良かったです。オルトルート役のペトラ・ラングのパワフルな快演・怪演も良かったと思います。エルザ役のアンネッテ・ダッシュはとても美しい人なのに、ちょっと病的な表情づけが過ぎて、しっくりきませんでした。これは本人のせいというより演出の問題でしょうけど。

ノイエンフェルスの過激で荒唐無稽な演出には驚き、あきれました。群集にねずみのコスチュームをかぶせたり、舞台上のスクリーンに意味ありげなねずみのアニメーションを映し出したり。それらを許すとしても、最後に帰ってくる王子を妙な胎児の着ぐるみにしてしまったのは、ホント、良い演奏をぶち壊す「ちゃぶ台返し」だったと思います。本人は幕間のインタビューで「音楽を尊重して演出している」と強調していましたが、ウソか方便にしか聞こえません。荒れ果てた今の世の中なりのローエングリンのあり方を示したとか、講釈は想像がつきますが、ワーグナーの音楽をとっかかりにして、自分を表現しているに過ぎず、とても不快でした。ダッシュがインタビューで「ねずみの演出は理解できる」という趣旨の発言を2回もしていましたが、そう思い込まないと歌えなかったんだろうなあと同情しました。
でも、バイロイトがこの演出家を起用するのは、新しい「かわごろも」が必要だと思ったからなんでしょう。オペラって、なまじ詳しい台本があるだけに、書かれた当時のまま上演すると古臭くなってだめなんでしょうか。器楽中心の曲だと、今でも気にせずに聴くことができて、賞味期限が長いように思います。でも日本の歌舞伎なんかは、古い良さを残しながら、新味も加えたりしているんじゃないかしら。もっと良いやり方はあるだろうに。

ほかに録画していたうち、ヴェルビエ音楽祭に出ていたブニアティシヴィリという若い女性ピアニストが、あまりに美しくモデルみたいなスタイルなのにびっくり。まだ演奏は聴いていません。(笑)
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府中の森芸術劇場の音響 [クラシック]

きょうは府中の森芸術劇場で行われている吹奏楽の大会をちょっとだけ聴いてきました。

一番大きいどりーむホールは2000席ほど、シンフォニックバンドやオケを聴くのにちょうど良い大きさです。しかし、このホールの音響は、実に不思議でした。
最初に1階中央前よりの通常は最も良い席とされるあたりで聴きましたが、いろんな楽器の音がだんごになって区別できず、その上、音のエネルギーは頭の上を通り過ぎていく感じ。残響が不思議に長く、一種のお風呂状態でした。これはたまらんなあ、審査員も苦労するだろうなあと思ったのですが、見渡しても審査員席がありません。どうなっているのだろう?

で、休憩時間に2階席に移りました。そしたら、審査員席が2階中央にあるではありませんか。演奏が始まると、各楽器の表情が手に取るようにわかり、とても良くなりました。これなら楽しめます。ただ、演奏が終わった後の残響の引き方は、周波数帯域によってずれて収束するような不思議な感じがちょっぴり残りました。
天井の波うちデザインが変わっているためか、それとも木材でないと思われる壁材のためか、などと考えていました。響きのない催し物会場でのコンサートもこまりものだけれど、こういうのも、ねえ。

でも、今後の公演予定を見ていたら、マーラーの巨人とチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲をやるというので、チケットを買ってしまいました。もちろん2階席です。
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ヴァイオリンのコンサートを聴いてきました [クラシック]

岩渕さやかさんというヴァイオリニストの演奏会をきのう聴いてきました。(http://sayakaiwabuchi.com/index.html
ピアノが台湾の蔡孟慈(ツァイ・モンツー)さんで、経歴からするとウィーン時代の知り合いなのかもしれません。場所は狛江市の泉の森会館。80人ほどの聴衆の大半が中年以上の女性の方でした。教室の関係などがあるのかしら?曲目はウェーバーの大協奏的二重奏曲のクラリネットをヴァイオリンに変えたもの、ワーグナーのロマンス、ベルクのピアノ・ソナタ、R.シュトラウスのヴァイオリンとピアノのためのソナタ。
はじめの曲はやや硬さが残っている様子でしたが、ワーグナーくらいからとてもよく歌うヴァイオリンの音色を楽しめました。オペラ作曲家の器楽曲を集めるという企画はなかなか面白く、それぞれの作曲家の特長がとてもよく現れた作品たちでした。ベルクのピアノ・ソナタはとても美しく、シュトラウスのソナタも、楽器ふたつなのに彼の交響詩のような壮大さやケレン味たっぷりで、これらのCDが欲しくなりました。
天井が低く、化学建材だらけの催し物会場のため、デッドでヴァイオリンの弱音を味わいにくく、ピアノは中低域がすぐにファットになり、両者の音量バランスも崩れやすいという難点はありましたが、間近で聴けたので、及第点としましょう。

ヴァイオリンといえば、「ストラディヴァリウスの真実と嘘」という本を読みました。名器の修理を手がける中澤宗幸さんが、ストラドの逸話などをさまざまに書かれていて、読んでいる間ずっと、ヴァイオリンの美音が聴こえているような気分で楽しめました。
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奥さんの中澤きみ子さんがストラドの名作のうち、ロマノフ、ハンマ、ダ・ヴィンチ、ヴィオッティを演奏したCDがついていて、これまた楽しめました。

ストラドといえば、アッカルドらストラドばかりによるヴィヴァルディ「四季」の演奏というのがあります。ヴァイオリン35CDという激安セットものに含まれていたのですが、知って聴くためとは思いつつ、とても華やかですてきな音が楽しめます。それからつい最近、日本音楽財団が保有するストラドの「レディー・ブラント」を12億円で売却し、震災復興にあてるというニュースもありました。
ヴァイオリン、今からでも習ってみたいのですがね。
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ヴンダーリッヒ超え? カウフマン素晴らしかったです [クラシック]

昨夜のマーラー「大地の歌」、カウフマンの堂々たる歌がとても良かったと思います。特にフォルテの力強さと輝かしさ、高域の弱音の繊細さは、今、最も油の乗っている歌手だけはあると思いました。低めの声が野太い感じになるのが、やや好みが分かれるかな。でも、大地の歌ってとても声の出しにくい難しい歌だと思うのですが、大変な高いレベルの演奏でした。もしかしてヴンダーリッヒよりも部分的には良かったりするかも、と思ってクレンペラーのエソテリックSACD盤を取り出したら、やっぱヴンダーリッヒの方が一回り上でした。
オッターはさすがに声量が落ち、やや独自の声音が気になる感じもしましたが、テクニックで収めていたように思います。だってクライバーとの「ばらの騎士」が1994年ですから、もう17年も経ってるんですもんね。当然です。

ところでステレオ誌7月号のフォステクス8cmスピーカーユニット工作セットつきが書店に並びました。巨大なパッケージと、本が箱の中に収められてパラパラめくれなくなっていたのに驚きました。予約していたのですが、その後、さらに中古のスピーカーをヤフオクで落札したりして、これ以上スピーカーが要らなくなってしまったので、結局、購入を見合わせました。
もちろん、大変にCPの高いお買い得品だと思うのです。それでも、本代が2800円。工作をさぼってフォステクスの箱を買うと2つで3000円弱。(http://www.fostex.jp/attach_files/0000/0108/P800-E_Release.pdf)合計6000円弱になります。工作そのものを目的としない私としては、要らないのが明らかなものとしては、やや高いと思った次第です。ステレオ誌さん、ごめんね。
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今夜の楽しみはアバドのマーラー「大地の歌」、しかも5.1chサラウンド! [クラシック]

今夜11時半からのBS放送は大注目の演奏です。マーラーの交響曲「大地の歌」、アバド指揮のベルリン・フィルに加え、独唱陣はフォン・オッターとカウフマンという超豪華な顔ぶれ。しかも、5.1chサラウンドです。
アバドのマーラーは先日9番のブルーレイを絶賛させていただきましたが、まだ大地の歌は発売されてなかったんじゃないかと思います。またマルチチャンネルの名盤、ジンマンのSACD全集には、大地の歌が含まれていません。サラウンドで聴く大地の歌、とても楽しみです。オケがルツェルンじゃなくてベルリン・フィルなのが残念、なんて言ったらほとんどばちあたりですな。
その後放送されるラトル指揮ベルリン・フィルのベートーヴェン「フィデリオ」(ステレオ音声)も、ふつうなら大注目なのですが、今夜は、まずはマーラーに期待しましょう。まだの方、いそいで録画予約を!
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ブルーレイ音楽ディスク、SACDマルチの器楽独奏 [クラシック]

最近になって急速にディスクメディアの再生環境が整ったため、いろいろ音源を物色しています。

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ブルーレイで視聴するアバドのマーラー交響曲第9番は、絶品です。まず音はDTS HD Master Audioの5.1チャンネルで、とてもすばらしい音質のマルチチャンネルが味わえます。規格についていまいちよくわかりませんが、不満のないレベルです。
それに加えて、映像による説得力の上積みがものすごくあります。指揮者や奏者どうしが気合を合わせて、あるフレーズの終わりにちょっと音量を落として、次のフレーズを思い切り歌わせながらなだれ込んでいく様子、あるいは指揮者も奏者も観客も、ピアニシモの次にくるフォルテを最大限の緊張感を維持しながら待つときの空気、といったものは、これまで生演奏だけで味わえる醍醐味でした。しかし、ブルーレイの高画質、高音質のおかげでそのレベルが自宅に持ち込めるようになりました。こういうのは、音だけ聴いていてもすぐに聴き逃してしまうものです。
もとの演奏が名演なのに加えて、マーラーのスコアとアバドをよく理解したスタッフによる適切なカメラアングル、編集の力も加わって、最上級の演奏会に近い体験ができます。音だけのSACDには逆立ちしてもかなわない世界に到達しています。
ちょっと不思議なのは、このシリーズのマルチチャンネルは、第3番だけが5.1chのPCMで、あとはDTS HD MAのようなのですが、いったいどちらが高音質なのかしら。

映像があればよいかというと、決してそうでもないというか、むしろよけいな場合も多くあります。音だけで味わうSACDもまた、その価値はじゅうぶんにあると思います。
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お気に入りのヴァイオリニストのひとり、寺神戸亮の新作は、とてつもなく美しいです。テレマンの「無伴奏ヴァイオリンのための12のファンタジア」は、これまであまり知りませんでしたが、バッハ、イザイからさかのぼる、「第三の無伴奏ヴァイオリン名曲」と勝手に位置づけてしまいました。バッハと比べると、あまり精神性といった単語は思いつかない、ひたすら美しい旋律と響きばかりが続く曲であり、演奏です。マルチチャンネルは、独奏曲でもよく聴けば役に立っていますが、2チャンネルとすごく違う、というほどではありません。それでも、ただ美しい音の洪水に浸っていられるのは、求道的に気持ちを高めていく2チャンネルとは大きく異なる点です。

これらと比べると、コンピューター・オーディオのハイレゾ音源は、ほとんどが2チャンネルにとどまっているため、ちょっと興味が薄れています。ただ、マルチチャンネルは安物の機械でもけっこう気持ちよく聴けて不満を感じにくいので、趣味および産業としては2チャンネルの方が続くのかもしれないなどとも、つらつら考えています。
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ジンマンのマーラー全集、ようやく届きました [クラシック]

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以前も書いたジンマンのマーラー交響曲全集、発売が遅れていましたが、ようやく届きました。HMVでは以前書いたときよりも値下がりし、ポイント分を差し引くと6400円台の激安価格、アマゾンでも同じようなものです。新譜のSACD15枚組、演奏・録音ともとても評判が良いにもかかわらず、です。
クラシックの世界ではグールドのバッハとか、バーンスタインのマーラーとか、ショルティの指環とか、一部の有名銘柄は今でも神通力があって売れ続けているようですが、おそらくレコード会社は、評価の高い演奏であっても、さっさと売って利益を確定させたほうが良いと判断したのでしょう。欧米は日本以上にクラシックマーケットが壊滅しているといった雑誌記事も見ましたが、そのあらわれなのかも知れません。
ジンマンの演奏は、まだ持っていなかった5番を聴きました。アダージェットをはじめ、全編に滅びの美しさがあふれている気がします。
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マリンバでバッハ [クラシック]

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バッハの無伴奏チェロ組曲をほかの楽器で演奏するので有名どころといえば、CMにも使われた清水靖晃さんのサクソフォン版でしょうか。私もCDとDVDオーディオで持っています。ほかに山下和仁さんのギター版とか、バリトン・サクソフォン版とかも持っていますが、今回はマリンバ版を入手しました。ジェフロイさんという方の演奏で、オリジナル楽譜どおりの演奏なのだそうです。マリンバは響きが消えていくときの美しさと、体にズシンと浴びる低音がとても好きで、この演奏もとても気持ちよく聴くことが出来ます。「驚異のコントラバス・マリンバ」という高橋美智子さんのCDがデモ用に取り上げられた時期がありますが、あそこまでパワフルな低音ではありません。
もうひとつも同じ演奏者による無伴奏ヴァイオリンソナタとパルティータです。こちらはオーディオ・ベーシック誌最新号の「高音質ディスク聴きまくり」でも取り上げられていました。どちらかというと、チェロ組曲の方がマリンバの音色によく合っているように感じます。
演奏者に申し訳ない気もしますが、これらはとても良く出来た上質なBGMになります。ただヘッドフォンでは、低音を体で浴びる感じがないため、あまり面白く感じられませんでした。
ふたつのCDとも、HMVで発売後に入手困難になったあと、ようやく入荷したと思ったら地震の影響を受けてなかなか送られて来ませんでした。今はどちらも在庫ありになっています。iTunesで試聴も出来たと思いますので、興味があれば、どうぞ。
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リマスタリングで音質向上? インバルのマーラー交響曲全集 [クラシック]

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デンオンレーベルの金字塔、インバル・マーラー交響曲全集のリマスタリング版を購入しました。廉価盤を持っていたのですが、ブルースペック仕様で単売されたリマスタリングの第4番を聴いたら、ずいぶんと良くなっていて驚きました(前に一度書き込みました)。その上、期間限定なのか、HMVが国内盤のくせに値引きしていたので、手が出てしまった次第です。今はレギュラー価格に戻っていますね。
第5番を聴き始めましたが、以前と比べてクリアさや力感が増している気がします。気のせいかもしれません。第4番だと、リマスタリングどうし、ブルースペックか否かの聴き比べもできますが、面倒かも。

この全集はワンポイント録音ないしワンポイント的録音で有名ですが、ライナーノートによると、下記の通りとなっています。

第1番  B&K4006-Pressureタイプ2本だけを基本 一部補助マイク使用
第2番  B&K4006-Pressureタイプ2本だけを基本 一部補助マイク使用
第3番  B&K4006-Pressureタイプ2本だけを基本 一部補助マイク使用
第4番  B&K4006-Pressureタイプ2本だけ
第5番  B&K4006-Pressureタイプ2本だけを基本 一部補助マイク使用
第6番  B&K4006 2本だけを基本 一部デジタル遅延補正の補助マイク使用
第7番  B&K4006 2本だけを基本 一部デジタル遅延補正の補助マイク使用
第8番  B&K4006 2本だけを基本 一部デジタル遅延補正の補助マイク使用
                ※補助マイクは単一指向性B&K4011を世界初使用
第9番  B&K4006 2本だけを基本 一部デジタル遅延補正の補助マイク使用
第10番  B&K4006 2本だけを基本 一部デジタル遅延補正の補助マイク使用
大地の歌 B&K4006 2本だけを基本 一部デジタル遅延補正の補助マイク使用
               ※補助マイクは単一指向性B&K4011を世界初使用

今回、ワンポイント録音は第4番だけですが、第5番も以前、ワンポイント録音盤が発売されたらしいです。あと、マイクがプレッシャータイプからそうでないのに変わったのでしょうか。さらに補助マイクにデジタル遅延補正が入るようになりましたし、一部のみ、4011というマイクも登場しています。ドグマティックにワンポイントにこだわるわけではなく、要は音が良ければ良いのですが、何事もピュアなイメージが好まれるということはあると思います。まあ、わざわざリマスタリングするときに選んだのだから、たぶん、ワンポイントよりもデジタル遅延補正とか入っているほうが良い音で聴けるのでしょうね。
インバルは最近、エクストンで東京都響との全集に取り組んでいて、めちゃめちゃ評判が良いのですが、そちらは未聴です。マルチチャンネルだったら飛びつくのだけれど、ねえ。
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モーツァルト・クラリネット五重奏曲の決定盤はこれかな? [クラシック]

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大好きな曲のひとつ、モーツァルトのクラリネット五重奏曲のザビーネ・マイヤー、カルミナ四重奏団の新譜CDを聴きました。これは決定盤と呼べる演奏、そして録音と思います。

もともとマイヤーはフィルハーモニア・クアルテット・ベルリンと演奏した82年録音のCDもすばらしく、よく聴いていました。マイヤーの今回の演奏は、美しい音色などの基調は変わりませんが、さらに美しく、抑制の効いた表情付けがあり、彫りの深い演奏となっています。そしてカルミナ四重奏団の演奏もとても自発的で美しく、文句のつけようがないです。これまでは低音の出る特殊なクラリネットの魅力に弾かれてコリンズとかシフリンの演奏をよく聴いていましたが、今後はこちらの方を愛聴すると思います。レコード芸術3月号の「現代名盤鑑定団」でもべたぼめされていましたが、それだけのことはあります。

これがSACDやハイレゾ音源で出てくれるといいなとも思う反面、録音がとてもハイレベルなので、CDで全然、不満を感じないとも思います。

カップリングされているブラームスの方は、もともと曲があまり好きでないのですが、この演奏だったら聴くようになるかな?今、聴いてみているところです。
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ジンマンのマーラー交響曲全集登場。お買い得です。 [クラシック]

新しい録音が出るごとに高い評価を得てきたジンマンのマーラー交響曲全集が出ましたね。
http://www.hmv.co.jp/news/article/1103050002/
SACDサラウンド15枚にボーナスDVDつきで7890円は、大変にお買い得だと思います。エクストンのボックスセットよりもずいぶん安いくらいですから。HMVで総合ランキング1位になるのもうなずけます。演奏、録音ともにすてきなので、いくつも買い込んでいましたし、実はきょう、8番が家に届いたばかりでもあるのですが、これはついポチッといってしまいました。到着が楽しみです。

あれ、ヴンダーリッヒとディースカウの「大地の歌」のCDも出るのか。モノラルね。うーむ。
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世界3大レクイエム [クラシック]

BSの「名曲探偵アマデウス」という番組が好きです。コメディ仕立てでいろいろな名曲にまつわるエピソードや作曲家の技、思いなどを紹介する内容で、専門家や著名な演奏家による生き生きとした語りなどを通じて曲の魅力をよく知ることができます。

最近のヒットは、ヴェルディのレクイエムの回でした。モーツァルト、フォーレと並ぶ世界3大レクイエムだそうですが、ほかのふたつが清らかな宗教曲の代表選手のような音楽なのに対し、ヴェルディは全然違うので、初めて聴いた時にはものすごく面食らいました。祈りというよりも情念を表現するようなドロドロとした熱い音楽。どうかすると葬式の場で団十郎が大見得を切っているような場違いな感じもして、好みではありませんでした。
しかし、番組をきっかけにもう一度聴いてみたら、今度はヴェルディのオペラのような面白さを感じてかなり好きになりました。バッハのカンタータ全集を聴き続けているので、その反動で人間くさい音楽を新鮮に感じたのかもしれません。
中でも最も面白いのが「ラクリモーザ」です。最初の音型が「おどま盆ぎりぼーーんぎり盆からさーーきゃ」ていう民謡とよく似ています。その音型で合唱が輪唱すると、ますますその印象が強まります。また旋律全体も、節をつけて歌えばそのまま演歌になりそうです。
手持ちのうち、アバド・スカラ座の演奏はとても優しいタッチで良いです。また、ゲルギエフは、彼の容貌にも似てちょっぴり野蛮な感じを受けることが多いのですが、この曲ではメリハリが効いて良いと思います。

次はブルックナーの交響曲第7番の回の録画を見るのが楽しみです。
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コパチンスカヤって凄いなあ [クラシック]

コパチンスカヤの演奏があちこちで絶賛されているので、ベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲を買ってみました。私の好きな指揮者のひとり、ヘレヴェッヘが彼女に惚れこんでバックを務めているとのこと。
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確かにこれはすてきなヴァイオリニストです。弱音が美しく、しかもとても強い音がするという点で際立っています。また、草書風に崩して聴こえる自由な歌いまわしもあまり聴かれない特徴あるものです。ジャケット写真はかれんな少女風ですが、ユーチューブに出ている画像を見ると、二の腕がとてもがっしりした、元気のいいアネゴで、この人からこのパワフルな音が出るのね、というのが納得できます。
ただ、私はベートーヴェンのオーケストレーションが一般的にズンチャカズンチャカしていてあまり好きでなく、この曲も好きになれません。曲が好きでないのに、演奏が好きだから聴く、ということはあまりこれまで経験がないのですが、このCDはそうです。なかなか良い買い物でした。もうひとつ、「ラプソディア」というCDも注文してしまいました。

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ソフトの話題、もうひとつはDVDオーディオの新譜がアマゾンで890円で売られていたので、つい買ってしまいました。(すでに売り切れたようです)ビョークのVespertineです。しかしこちらは好みに合わず、残念でした。どうしても受け付けない音楽とかヴォーカルというのは誰にもあると思うのですが、私にとってこれがその範疇で、安物買いの何とやらでした。
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クライバーのハイレゾ音源も登場しました [クラシック]

https://www.hdtracks.com/index.php?file=catalogdetail&valbum_code=HD00028944740028
クライバーのベートーヴェン交響曲第5、7番の24bit96kHzが1500円ほどとは。うーむ。欲しいけど、きりがないんですよねえ。
私としては、トリスタンとイゾルデが出たら、買うしかないとは思うんですが。
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バッハ大全集、リッピング終了 [クラシック]

久々の大雪に見舞われた年末年始でした。
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さて、仕事始め前の休日、バッハ大全集のリッピングを終えました。172CDで105GBありました。Exact Audio Copyが示すデータによれば、1990年から2000年頃に録音された音源が多く、音質はおおむね良いように思います。やはりカンタータがとてもすばらしく、どこから聴いても駄作や駄演にあたることがないです。すごいぞ、バッハとリリング。
カンタータ全集に取り組んでいる指揮者でいうと、ヘレヴェッヘがマタイ受難曲やモーツァルトのレクイエム、フォーレのレクイエム新旧両盤で聴かせてくれた豊かな色彩感とか柔らかい肌合いがとても好きなので、ひととおり理解したら、そっちに進むかも。あと鈴木さんも、受難曲セットを聴く限りとてもすばらしいと思うので、そっちもかな。
って、何といってもワンセット60CDですから、そんなに買ったら年がら年中バッハのカンタータばかり聴くことになってしまいますな。

ほかにもオルガン伴奏によるマーラーの歌曲集や、コパチンスカヤのベートーヴェンなどをリッピングしました。
こんなのをじっくり聴きながら始動していこうと思います。

あれ、そういえば一番のお気に入りだった再生ソフトのXXHighEndは、最近更新されないなあ。有料だったのにな。少しずつ景色を変えながら年がめぐっています。
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バッハ大全集、優秀な再生ソフトで楽しんでいます [クラシック]

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先日とどいたヘンスラーのバッハ大全集をリッピングする日々です。少しずつ聴いていますが、すてきな演奏がたくさん含まれていて、とても良い買い物だったと思います。この全集の最大の特徴は監修者でもあるヘルムート・リリングによるカンタータ全集にあります。バッハのカンタータってよく知らなかったのですが、つらつら聴くに、すてきな曲が次々に出てきます。演奏も本当に一生懸命やっている様子が伝わってきて、好ましいものが多いです。先に購入したブリリアントのモーツァルト大全集は、おざなりな演奏も一部含まれる気がしていましたので、今回はブリリアントを避けてヘンスラーにしたのですが、大正解でした。購入前後にネットで見ていたら、バッハの教会カンタータの掲示板など、専門的で玄人筋の皆さんの集う場所もあり、勉強させていただこうと思っているところです。

ソフトはWFPのアップサンプリング(P40)がすばらしいと思いますし、PlayPcmWinもなかなか良いです。また、AudioGateも、DSDに加えてWAVなどのプレーヤーとしても使えるので聴いてみると、ほぼ同じ傾向の良い音がします。こちらはWASAPIでなくてASIOになりますが、排他モードでアップサンプリングの指定も自在に出来るのが良いです。この辺の優劣は、少々聴いたくらいではつかないような気がしていまして、そのときの気分で適当に使っています。ただしAudioGateとPlayPcmWinを間違って両方立ち上げたら、コンピューターが再起動してしまいました。排他モードどうしだからでしょうか?わからんことは相変わらず多いです。
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聖グレゴリオの家で録られた付録CDがすばらしいです [クラシック]

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オーディオ・ベーシック誌、前号の付録CDはあまり好みでなく残念だったのですが、今号はまた最高に良く、うれしくなりました。東京都東久留米市にある「聖グレゴリオの家」というところで録られたグレゴリオ聖歌などの合唱曲です。場所が良く、録音がよく、合唱やオルガンの演奏も良いという3拍子そろったもので、雑誌の付録にするにはあまりにもったいない、ハイクオリティな音源です。この会場で行われるクリスマスのミサに行ってみたくなりました。この録音をハイレゾデータで供給して欲しいものです。
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ラ・クァルティーナのコンサート [クラシック]

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藤森亮一さんら4人のチェリストによるアンサンブル、ラ・クァルティーナのコンサートが狛江市のエコルマ・ホールで開かれ、行ってきました。マイスター・ミュージックから出ているCDは独特のマイクを使った高音質録音として以前から好んでいましたが、実演は初めて聴きました。

前半はクレンゲルやヨンゲン、カザルスの鳥の歌といったチェロならではの作品、後半は映画音楽などのアレンジものと、クリスマスソング24曲ほどをメドレーにした20分の大作、アンコールはG線上のアリアでした。定番曲はもちろんとして、狛江市在住の斎藤ネコさん編曲の「黒猫のタンゴ」と「からたちの花」がとても良く、感心しました。

やっぱり実演は音楽が生まれる瞬間の緊張感があって、うれしくなりました。催し物用を兼ねるとてもデッドなホールなのに、よく響いていました。特に藤森さんの音はいわゆる遠鳴りのするすばらしい切れ味と深みと美しさで、やはり図抜けてすばらしいと思いました。ただこれは私の席が前の方の上手、つまり下手側に座る藤森さんの音をまっすぐに受ける場所だったためもあるかもしれません。

会場でCDを買った人にはサインもしていただけるおまけつきとあって、2枚購入してしまいました。藤森さんがエクストンのSACDも出しておられるのを初めて知りました。
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ソフトざんまいの週末 [クラシック]

HDtracksから、ハイレゾ音源をふたつダウンロードしました。
https://www.hdtracks.com/index.php
キース・ジャレットのザ・ケルン・コンサートと、ヒラリー・ハーンのバッハ・ヴァイオリン協奏曲集です。前者はこれまでCDで聴いていたよりも音の味わいが濃くなって、歪感が減ったと思います。もともと、つるんとした、原音に忠実とは思えないECMっぽい音質だと思いますが、ソースが良くなると心地よさは増します。後者はヴァイオリンのリアルな感じがより強まり、立体感が高まります。まあでもCDでもそんなに大差はないとも言えます。

それからタッドさんのMAレコーディングスから、以前CDを取り上げたことがある「LLAMA」というソフトのハイレゾDVD-ROMが発売されました。同時に出たバッハの無伴奏チェロ組曲とともに、速攻で注文しました。
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https://www.marecordings.com/main/default.php?osCsid=01cf112f61452aea3634c2124db586be

さらに、ずっと迷っていたバッハ大全集も、注文してしまいました。ブリリアントのではなくて、ヘルムート・リリングが監修したヘンスラーの方で、172CDですので、モーツァルト全集を上回ります。ポイント上乗せ分を差し引くと、ほぼ1枚100円見当です。到着が楽しみなような、リッピングが大変なような、、、。
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カラヤン再評価につながるか エソテリックの再発SACD [クラシック]

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きのうのオーディオショウ会場でエソテリックの再発SACDシリーズから2枚購入してきました。ひとつは、出たばかりのカラヤン・BPOの「ワーグナー管弦楽曲集」です。「ElectrArtのDigital Audio実験室」さんのブログで絶賛されていたこともあり、聴いてみることにしました。
私がクラシックを聴き始めた高校生の頃、友人がカラヤンの「ローエングリン」全曲盤を買ったのに刺激され、「パルジファル」全曲盤を買ったのが、おそらく最初のカラヤン体験でした。恐ろしく美しく磨き上げられた前奏曲にノックアウトされ、私にとってはカラヤンBPOとは1980年頃以降のツルツルに磨かれた音でした。74年録音のこの演奏で聴くBPOは、相対的に力強さに比重があり、ずいぶんと印象が異なります。これは録音の影響もあると思いますし、演奏としても、オケの自発性が後年よりも強く感じられるためと思います。ただ磨き上げるばかりで音楽を置いてきぼりにするのがカラヤンといった評価をする方もいるようですが、こういう演奏が音質を向上させて再登場することで、そうした見方も修正されるかもしれません。
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もうひとつ入手したのは、VPOとの「ドヴォルザーク交響曲第8番(&ブラームスの第3番)」です。この曲の演奏の決定版と思います。わが家では通常のCDでもけっこう良い音でしたが、LPレコードの方が上回っていました。このSACDは、強奏部分の音がにごらないことなど、部分的にはLPの上を行きます。

いずれもリマスタリングが優秀なので、CD層もすてきです。これは先に入手したクレンペラーのマーラー「大地の歌」やクライバーのブラームス第4番も同様です。充実を続けるこのシリーズ、オペラの全曲盤もラインナップに加えて欲しいなあ。
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Blu-spec CDのおかげか、リマスタリングのおかげか、インバルのマーラー4番は絶品 [クラシック]

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インバル・フランクフルト放送響のマーラー交響曲第4番は、このブログの初期にもLPレコードを取り上げたことがあり、その後、CDの廉価版全集を入手して聴いていました。このほど、全集がリマスタリングされて再発売され、Blu-spec CDでもいくつか単売されました。
最も気に入っている第4番のBlu-Spec盤を購入したら、あらまあ、とてつもなく良いです、これは。以前の全集のCDと比べて滑らかスムーズ、美音が際立ちます。さらに立体感がとても良く出ているのに驚きます。ワンポイント録音ブームの原点になっただけあって、とてもクリアで美しい音です。比較のためLPレコードを聴きましたが、美しさはBlu-Spec盤の方が上なくらいです。
ですが、この盤の説明書をじっくり見ても、どこにも、どのマスターを使ったかが書かれていません。もしも古いマスターが使われていて、リマスタリングされた全集の方がさらに良い音だとなると、全集を買わねばなりません。メールでレコード会社に問い合わせたところ、Blu-Spec盤は全集と同じマスターだとのことで、安心しました。

ちなみに同じワンポイント録音ということで今月のレコード芸術誌に紹介されていたカントロフのモーツァルト・ヴァイオリン協奏曲第6、7番も入手しましたが、こちらもすてきな音と演奏です。

一方、マーラーつながりで言いますと、最新のジンマンの交響曲第9番は、これまたとてつもなく良い音と演奏です。ジンマンはやたらせかせかと早いベートーヴェン交響曲全集ではあまり感心しなかったのですが、今回のマーラー・チクルスは4番、7番など良いのが多いです。その中でも9番は圧倒的に良く、バーンスタインやカラヤンの盤を上回ったかもしれません。私はこの演奏を聴いていて、あの魅力的な1楽章と4楽章の谷間にある不思議な2楽章と3楽章が何のために書かれたのか、ようやくわかった気がしました。

ことしは短いかもしれないけれど、芸術の秋を楽しみたいものです。
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ワオンレコードさん、絶好調ですね [クラシック]

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ワオンレコードさんの新譜、「バッハとイタリア」は、オルガン演奏・録音の絶品といえます。私の手持ちで言うと、オルガンの名録音はデンオンのジルバーマンないし長岡さんの定番「カンターテ・ドミノ」だったのですが、両者を完全に抜き去る名録音と思います。楽器良し、演奏良し、録音良しと三拍子そろい、あとはハイレゾ音源でないことだけが残念、といったところです。ワオンレコードさん、絶好調の時期に至っていらっしゃることが、鮮明にわかります。直売で買うよりもHMVの方が安かったので、そっちで買ってしまいました。すいません。小伏さん。
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モーツァルト全集、補足 [クラシック]

先に購入したモーツァルト全集、とても良いのですが、1つだけ残念なことがありました。それは、ピアノ協奏曲のCD1枚だけが入っておらず、別のCDが2枚入っていたのです。

激安だし、まあいいか、とも思いましたが、ダメもとで「1枚足りなかったから、送って欲しい」とドイツまでメールしたら、しばらくしてから「送ります」とメールが来ました。まだ到着はしていませんが、期待して待ちたいと思います。アマゾンの参加業者、なかなかいいぞ。
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モーツァルト全集170CDも良いです [クラシック]

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ブラームス全集に続いて、モーツァルト全集も買ってしまいました。今度は170枚組です。アマゾンで見ていたらドイツからの直送だと10300円ほどで購入できることがわかり、ポチッとしてしまいました。今だと12800円ほどに値上がりしているようです。

飛ばし飛ばし聴いていますが、なかなか良いです。主なかたまりで言うと、交響曲はヤープ・テル・リンデン、ピアノ協奏曲の多くはデレク・ハン、弦楽四重奏曲はウィーン・シューベルト四重奏団 など、ピアノ・ソナタはクララ・ヴュルツ、といった具合です。
ブリリアント自身の録音が多いようですが、他社からのライセンスものもけっこうあります。BIS、クラーヴェス、アクサン、オルフェオ、ニンバスなど、良質と定評のあるレーベルが含まれています。
特に良さそうなのは、オペラです。下記が含まれています。
「ツァイーデ」コープマン
「イドメネオ」イッセルシュテット
「後宮からの逃走」ジークハルト
「フィガロの結婚」「ドン・ジョヴァンニ」「コジ・ファン・トゥッテ」クイケン
「魔笛」マッケラス

録音は独自音源も含めておおむねきれいで聴きやすく、及第レベルと思います。演奏も曲の魅力を知るには十分なものが多いです。二コル・マット指揮の「レクイエム」は演奏の呼吸が浅く、ソリストの出来も良くなくてがっかりしました。でも全集の魅力はなかなか聴くチャンスのない曲を知ることが出来る点です。これまで聴いた中では「弦楽三重奏曲K.563」がすてきな曲だと知ることができました。演奏も寺神戸亮が加わっており、すばらしいです。

このところ、この全集から適当に聴いていますが、どれもこれも心地よく、とても良いです。やっぱモーツァルトが好きだなあ。
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意外に良さそうな60CDブラームス大全集 [クラシック]

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ブラームスはあまり好きなほうではないのですが、先日、中古のLPでグラモフォンのブラームス全集のうちの合唱分野の5枚組を買ってみたら、けっこう良い曲と演奏でした。それでアマゾンをのぞいていたら、ブラームス大全集60枚組が5000円余り、ドイツからの送料が340円だったので、安いと思って反射的にポチッとしてしまいました。その後でよく見たら、あれ、これはグラモフォンではなかったのね。曲目の詳細すらネットに載ってないし、失敗だったかと悔やみました。

で、到着して、数枚聴いたところですが、なかなか良いように思います。交響曲はズヴェーデン指揮で、演奏、録音ともけっこう良いですし、合唱も、演奏者のことは知りませんが、良いです。ファンでないだけに、この演奏でなくてはというこだわりはないですし、重複して持っているCDも少ないのが幸いでした。ブラームスって、歌をたくさん書いた人なんですよね。どんなのか、しばらく楽しみます。
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タリス・スコラーズの「ただ」の24/96 [クラシック]

タリス・スコラーズの音源を販売しているGimellからメールが来まして、新譜のヴィクトリア「エレミアの哀歌」を発売したとのこと。

http://www.gimell.com/recording-victoria---lamentations-of-jeremiah.aspx

よく見ると、1曲目のみは「ただ」。速攻でスタジオマスタープロ(24/96)と同5.1chのファイルをダウンロードして、楽しませてもらいました。どちらもfoobar2000で再生できます。ただでこの美味を知ってしまい、あとは財布のひもが緩むのが、よくあるパターンかなと。
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ハイドンの弦楽四重奏曲 [クラシック]

このところ弦楽四重奏曲などの室内楽がお気に入りです。以前に聴いたときはキーキーうるさく感じ、敬遠していました。しかし改めてハイドンのアルバン・ベルク四重奏団の演奏を聴いていると、とても心地よく、もっと早く聴けばよかった、と思います。

同じアルバン・ベルク四重奏団でも、シューベルトの「死と乙女」を聴くと、ロマン派らしくアタックが強くて落ち着きが良くない感じがしますので、ハイドンの頃の方が好みです。

なぜ今ごろかと言うと、遅まきながら「海辺のカフカ」を読んだためです。村上春樹の小説には非常にディープなクラシックとかジャズの曲や演奏が小説のシーンを構成する記号として登場します。その中に出てきたのがハイドンだった次第です。

もうひとつ小説に登場した、ベートーヴェンの「大公トリオ」も素晴らしい曲なのにびっくり。まだ小説に出てくる百万ドルトリオは聴いていないのですが、ケンプ、シェリング、フルニエの演奏は音質もいいし、演奏もすてきだし、小説家も好きな演奏と別のところで書いていましたので、しばらくこれを聴き込もうと思っています。

比較的オーディオに高いレベルを要求しないジャンルではありますが、低音の再現力は実は重要ではないかと思っています。
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「指環」全曲のDVDはこんな入れ物でした [クラシック]

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ワーグナー「ニーベルングの指環」全曲のDVDを入手しました。バレンボイム指揮です。
HMVから届いたのを開いてびっくり、こういう入れ物は初めて見ました。独自の詰め込み方で、DVD7枚組が厚さ2cmほどのケースに収まっています。

内容は、今、ワルキューレの第2幕まで聴いたところですが、良いです。指環の全曲盤はショルティ、ベーム、カラヤンと持っていますが、いずれも古い録音です。それでも音のクオリティならショルティのワルキューレのスーパーアナログ盤LPの方が上だと思いますが、このDVDは91年頃と新しく、5.1chなのが良いです。演奏の水準も及第点だと思います。

ただ、これまで指環を音だけで聴いていたのと比べ、DVDだから映像があるわけですが、ありていに言って単調でつまらないです。ワーグナー、もうちょっと短い曲を書いて欲しかったものだ。

ほかにも色々とソフトを入手しているので、また紹介したいと思います。
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インバルで聴くマーラー「巨人」の面白さ [クラシック]

マーラー好きほど、交響曲第1番「巨人」をナメてる気がする。マーラーとしては単純な作りで短めとか、理由はいくつかあるだろう。
昔、気の会う友人と一致したのは、マーラーで良いのは3、4、9番。ブルックナーなら5、9番。プッチーニではトスカとボエーム、トゥーランドット。人気曲と言われるマーラー1番とか、5番とか、ブルックナー7番、蝶々夫人はそれほど心に響かない。
と思っていたのだけれど、BSで録画したインバル・フィラデルフィア管の演奏を聴いて、びっくり。とにかく1番が面白い。オケはそんなに良いと思わないんだけど、ところどころにタメがぐっと入ったりして、ずーっと飽きさせずに最後まで引っぱられ、ティンパニがドコドコでフィナーレは数本のペットと8本くらいのホルンがスタンディング。
これが再現芸術の真骨頂、演奏で曲の印象は変わることを再確認した次第です。指揮ぶりが見ていて面白かったのもポイント高かったかな。

やっぱ、もっとコンサートに行きたいね。
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アートコートギャラリーの響きを味わってきました [クラシック]

ワオンレコードさんが手がけておられるアートコートギャラリーでのコンサートをきのう、聴きました。http://www.waonrecords.jp/concert/classics/opus22.html
笛吹きの天国、とまでおっしゃっていた響き具合に興味があったのですが、確かにきれいでした。ごく狭い会場ということもあって、ほんの数メートル先で演奏していらっしゃる福永吉宏さんのフルートと、上尾直毅さんのチェンバロの音色の変化や演奏意図などもすばらしくよくわかり、最高に楽しめました。

ワオンレコードの小伏さんや、いつも勉強させていただいている「オーディオとインテリア」の御田さんご一行にごあいさつできたのもありがたかったです。皆様今後ともよろしくお願いします。

ワオンレコードさんのHPを拝見すると、酒蔵を改修したホールでのお酒つきのコンサートも紹介されています。色々なコンサート会場めぐりというのも、楽しめそうです。

大阪の単身宅に戻ってきたら、こちらもパソコンのファンの音が気になってしまうようになったため、静音タイプに交換しました。ちょっと排熱が弱くなったけど、夏場、乗り切れるかしら?
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