マリンバでバッハ [クラシック]
バッハの無伴奏チェロ組曲をほかの楽器で演奏するので有名どころといえば、CMにも使われた清水靖晃さんのサクソフォン版でしょうか。私もCDとDVDオーディオで持っています。ほかに山下和仁さんのギター版とか、バリトン・サクソフォン版とかも持っていますが、今回はマリンバ版を入手しました。ジェフロイさんという方の演奏で、オリジナル楽譜どおりの演奏なのだそうです。マリンバは響きが消えていくときの美しさと、体にズシンと浴びる低音がとても好きで、この演奏もとても気持ちよく聴くことが出来ます。「驚異のコントラバス・マリンバ」という高橋美智子さんのCDがデモ用に取り上げられた時期がありますが、あそこまでパワフルな低音ではありません。
もうひとつも同じ演奏者による無伴奏ヴァイオリンソナタとパルティータです。こちらはオーディオ・ベーシック誌最新号の「高音質ディスク聴きまくり」でも取り上げられていました。どちらかというと、チェロ組曲の方がマリンバの音色によく合っているように感じます。
演奏者に申し訳ない気もしますが、これらはとても良く出来た上質なBGMになります。ただヘッドフォンでは、低音を体で浴びる感じがないため、あまり面白く感じられませんでした。
ふたつのCDとも、HMVで発売後に入手困難になったあと、ようやく入荷したと思ったら地震の影響を受けてなかなか送られて来ませんでした。今はどちらも在庫ありになっています。iTunesで試聴も出来たと思いますので、興味があれば、どうぞ。
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