世界3大レクイエム [クラシック]
BSの「名曲探偵アマデウス」という番組が好きです。コメディ仕立てでいろいろな名曲にまつわるエピソードや作曲家の技、思いなどを紹介する内容で、専門家や著名な演奏家による生き生きとした語りなどを通じて曲の魅力をよく知ることができます。
最近のヒットは、ヴェルディのレクイエムの回でした。モーツァルト、フォーレと並ぶ世界3大レクイエムだそうですが、ほかのふたつが清らかな宗教曲の代表選手のような音楽なのに対し、ヴェルディは全然違うので、初めて聴いた時にはものすごく面食らいました。祈りというよりも情念を表現するようなドロドロとした熱い音楽。どうかすると葬式の場で団十郎が大見得を切っているような場違いな感じもして、好みではありませんでした。
しかし、番組をきっかけにもう一度聴いてみたら、今度はヴェルディのオペラのような面白さを感じてかなり好きになりました。バッハのカンタータ全集を聴き続けているので、その反動で人間くさい音楽を新鮮に感じたのかもしれません。
中でも最も面白いのが「ラクリモーザ」です。最初の音型が「おどま盆ぎりぼーーんぎり盆からさーーきゃ」ていう民謡とよく似ています。その音型で合唱が輪唱すると、ますますその印象が強まります。また旋律全体も、節をつけて歌えばそのまま演歌になりそうです。
手持ちのうち、アバド・スカラ座の演奏はとても優しいタッチで良いです。また、ゲルギエフは、彼の容貌にも似てちょっぴり野蛮な感じを受けることが多いのですが、この曲ではメリハリが効いて良いと思います。
次はブルックナーの交響曲第7番の回の録画を見るのが楽しみです。
最近のヒットは、ヴェルディのレクイエムの回でした。モーツァルト、フォーレと並ぶ世界3大レクイエムだそうですが、ほかのふたつが清らかな宗教曲の代表選手のような音楽なのに対し、ヴェルディは全然違うので、初めて聴いた時にはものすごく面食らいました。祈りというよりも情念を表現するようなドロドロとした熱い音楽。どうかすると葬式の場で団十郎が大見得を切っているような場違いな感じもして、好みではありませんでした。
しかし、番組をきっかけにもう一度聴いてみたら、今度はヴェルディのオペラのような面白さを感じてかなり好きになりました。バッハのカンタータ全集を聴き続けているので、その反動で人間くさい音楽を新鮮に感じたのかもしれません。
中でも最も面白いのが「ラクリモーザ」です。最初の音型が「おどま盆ぎりぼーーんぎり盆からさーーきゃ」ていう民謡とよく似ています。その音型で合唱が輪唱すると、ますますその印象が強まります。また旋律全体も、節をつけて歌えばそのまま演歌になりそうです。
手持ちのうち、アバド・スカラ座の演奏はとても優しいタッチで良いです。また、ゲルギエフは、彼の容貌にも似てちょっぴり野蛮な感じを受けることが多いのですが、この曲ではメリハリが効いて良いと思います。
次はブルックナーの交響曲第7番の回の録画を見るのが楽しみです。
コメント 0