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ヴァイオリンのコンサートを聴いてきました [クラシック]

岩渕さやかさんというヴァイオリニストの演奏会をきのう聴いてきました。(http://sayakaiwabuchi.com/index.html
ピアノが台湾の蔡孟慈(ツァイ・モンツー)さんで、経歴からするとウィーン時代の知り合いなのかもしれません。場所は狛江市の泉の森会館。80人ほどの聴衆の大半が中年以上の女性の方でした。教室の関係などがあるのかしら?曲目はウェーバーの大協奏的二重奏曲のクラリネットをヴァイオリンに変えたもの、ワーグナーのロマンス、ベルクのピアノ・ソナタ、R.シュトラウスのヴァイオリンとピアノのためのソナタ。
はじめの曲はやや硬さが残っている様子でしたが、ワーグナーくらいからとてもよく歌うヴァイオリンの音色を楽しめました。オペラ作曲家の器楽曲を集めるという企画はなかなか面白く、それぞれの作曲家の特長がとてもよく現れた作品たちでした。ベルクのピアノ・ソナタはとても美しく、シュトラウスのソナタも、楽器ふたつなのに彼の交響詩のような壮大さやケレン味たっぷりで、これらのCDが欲しくなりました。
天井が低く、化学建材だらけの催し物会場のため、デッドでヴァイオリンの弱音を味わいにくく、ピアノは中低域がすぐにファットになり、両者の音量バランスも崩れやすいという難点はありましたが、間近で聴けたので、及第点としましょう。

ヴァイオリンといえば、「ストラディヴァリウスの真実と嘘」という本を読みました。名器の修理を手がける中澤宗幸さんが、ストラドの逸話などをさまざまに書かれていて、読んでいる間ずっと、ヴァイオリンの美音が聴こえているような気分で楽しめました。
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奥さんの中澤きみ子さんがストラドの名作のうち、ロマノフ、ハンマ、ダ・ヴィンチ、ヴィオッティを演奏したCDがついていて、これまた楽しめました。

ストラドといえば、アッカルドらストラドばかりによるヴィヴァルディ「四季」の演奏というのがあります。ヴァイオリン35CDという激安セットものに含まれていたのですが、知って聴くためとは思いつつ、とても華やかですてきな音が楽しめます。それからつい最近、日本音楽財団が保有するストラドの「レディー・ブラント」を12億円で売却し、震災復興にあてるというニュースもありました。
ヴァイオリン、今からでも習ってみたいのですがね。
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