ラ・クァルティーナのコンサート [クラシック]
藤森亮一さんら4人のチェリストによるアンサンブル、ラ・クァルティーナのコンサートが狛江市のエコルマ・ホールで開かれ、行ってきました。マイスター・ミュージックから出ているCDは独特のマイクを使った高音質録音として以前から好んでいましたが、実演は初めて聴きました。
前半はクレンゲルやヨンゲン、カザルスの鳥の歌といったチェロならではの作品、後半は映画音楽などのアレンジものと、クリスマスソング24曲ほどをメドレーにした20分の大作、アンコールはG線上のアリアでした。定番曲はもちろんとして、狛江市在住の斎藤ネコさん編曲の「黒猫のタンゴ」と「からたちの花」がとても良く、感心しました。
やっぱり実演は音楽が生まれる瞬間の緊張感があって、うれしくなりました。催し物用を兼ねるとてもデッドなホールなのに、よく響いていました。特に藤森さんの音はいわゆる遠鳴りのするすばらしい切れ味と深みと美しさで、やはり図抜けてすばらしいと思いました。ただこれは私の席が前の方の上手、つまり下手側に座る藤森さんの音をまっすぐに受ける場所だったためもあるかもしれません。
会場でCDを買った人にはサインもしていただけるおまけつきとあって、2枚購入してしまいました。藤森さんがエクストンのSACDも出しておられるのを初めて知りました。
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