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ハイドンの弦楽四重奏曲 [クラシック]

このところ弦楽四重奏曲などの室内楽がお気に入りです。以前に聴いたときはキーキーうるさく感じ、敬遠していました。しかし改めてハイドンのアルバン・ベルク四重奏団の演奏を聴いていると、とても心地よく、もっと早く聴けばよかった、と思います。

同じアルバン・ベルク四重奏団でも、シューベルトの「死と乙女」を聴くと、ロマン派らしくアタックが強くて落ち着きが良くない感じがしますので、ハイドンの頃の方が好みです。

なぜ今ごろかと言うと、遅まきながら「海辺のカフカ」を読んだためです。村上春樹の小説には非常にディープなクラシックとかジャズの曲や演奏が小説のシーンを構成する記号として登場します。その中に出てきたのがハイドンだった次第です。

もうひとつ小説に登場した、ベートーヴェンの「大公トリオ」も素晴らしい曲なのにびっくり。まだ小説に出てくる百万ドルトリオは聴いていないのですが、ケンプ、シェリング、フルニエの演奏は音質もいいし、演奏もすてきだし、小説家も好きな演奏と別のところで書いていましたので、しばらくこれを聴き込もうと思っています。

比較的オーディオに高いレベルを要求しないジャンルではありますが、低音の再現力は実は重要ではないかと思っています。
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