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物欲の秋② 神の鳥ガルーダ [民族音楽]

いつかは欲しいと思っていたバリ島の木彫、ガルーダ像をとうとう手に入れました。

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この種の木彫は塗りの丁寧さなどの出来不出来の差が大きく、本当は実物を見ないと安心して買えません。都内などでエスニック系の小物店を見つけたりするとのぞいていたのですが、なかなか在庫がなく、あっても気に入らない品物ばかりで、ずっと買えずにいました。自分でバリ島に出かけて買って帰りたいところなのですが、とてもその時間はありません。意を決して、インターネットに出品されていた品物を買ってみました。結果、わりと出来の良い品物でほっとしました。うちに来たのは高さ65cmほどですが、本当はもっと大きなのが欲しかったなあ。

神様の使いと言われるガルーダは、神獣バロンや魔女ランダとともにラーマーヤナ物語に登場し、善と悪の果てしない戦いを繰り広げます。こうした像はインドネシア、中でもバリ島ではあちこちで見かけます。私が覚えている中で一番立派で圧倒されたのはジャカルタの空港のエントランスに置かれていたもので、高さ2.5メートルくらいありました。
このような極彩色に塗られるのは柔らかい木で作ったもので、日本に持ち帰ると湿度の違いからかよく割れたりします。実は組み立て式になっていて、よく注意してかからないとつなぎ目が割れることもしばしばあります。これのように白いのや、黒いの、それに赤いのなどがあります。またガルーダの上にラーマ王子らしき人物が乗っている場合もあります。
大学生の昔、バリ島を訪れたときからずいぶん時が流れました。あの頃のようにガムランの音を聞きながらウブドあたりをぶらぶらできるときが来ると良いなあと思いながら、このガルーダ像を眺めています。
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至福の40kHz、発見 [民族音楽]

中古レコード探しで大収穫です。「ブルガリアン・ポリフォニーvol.1」は、民族音楽の好きな人にはけっこう知られた演奏、音質とも優秀な名盤ですが、製作されたのが1988年頃ですので、おそらくLPは非常に数が少なかったと思われます。私も初めて店頭で見かけ、即購入しました。

聴いてみると、CDを遥かに上回る心地よいサウンドで、生演奏を聴く感覚にずいぶんと近いです。ライナーノートには、ブルガリア合唱には40kHzに及ぶ高域成分が含まれており、CDでは再生不可能なため、レコード会社に無理を言ってLPを作ったとの記述があり、マスターもこのためにテープ録音したものを使ったとのことです。

こういう幸せが時々あるので、エサ箱探しはやめられません。
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芸能山城組「輪廻交響楽」 [民族音楽]

一年あまり前からLPレコードに回帰し、楽しんでます。入手はオークション、中古販売店など。クラシックが多いですが、ジャズやロックなども少々。入手価格は安いものになると一枚100円くらいからです。

これまで購入した中で最も高価だったのは、芸能山城組「輪廻交響楽」。ガムランやジェゴグ、お経などを取り入れたユニークな音と音楽で、何度聴いても新鮮な印象が持続します。ゲテモノに非ず。
店頭で見かけたことはなく、オクでもたまにしか出ません。CDがすでに普及した1980年代後半の作品のため、おそらく販売枚数が少なかったのだと思います。ロックやジャズなどの発売最初期盤はレアアイテムとしてさらにゼロが多く付いたりしますが、そこまでは手を出してません。今のところ。

このLP、音の生き生きした感じがすばらしく、軽くCDを圧倒します。これに限らず、大半の場合、CDよりLPの方が心地よく聴けます。傷やカビのブチブチ音は、聞こえないふりで問題ありません。物理特性では絶対劣っているのに、不思議です。


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