コンタックスGの名玉 ゾナー 90mm F2.8 [写真、カメラ]
アダプター大王たるα7を導入した以上、コンタックスGシリーズのレンズを手にしないわけにはいきませんでした。ゾナー90mmです。このレンズは、以前、G1で使っていました。オートフォーカスの出来が悪く、望遠だけに、けっこう外れが多かったと記憶しています。ピントリングがなくマニュアルフォーカスができないことが恨めしかったものでした。しかし、切れよし、ボケよし、発色よしの名玉で、名レンズばかりのGシリーズでも、好きなレンズでした。モーターとかがないためもあってか、デザインもかっこいいと思います。
最近になって、いくつかのマウントアダプターが出てきて、使えるようになりました。これはけっこう大柄なメタボーン製です。外周がピントリングになっています。
外周のピントリングを回すと、この金具が回ってレンズ内のカムに伝え、レンズを繰り出す仕組みのようです。モーター用の設備を手で回しているので、操作感触はあまり良いとはいえませんが、許容範囲です。
Gシリーズのレンズはマウントに押し付けてロックする際、鏡胴の一部だけが回転する不思議な作りです。そのためか、マウントアダプターへの固定も、レンズをアダプターにすえつけた上でロックピンで止めます。こういう作りですので、アダプターはレンズ側に固定せざるをえず、Gシリーズのレンズをすばやく交換しようと思うと、それぞれのレンズにアダプターをつける必要が出てきます。
レンズは240g、アダプターが140g、フードをつけておよそ400gでした。このゾナー、一時は9000円くらいで売られていたと思いますが、改めて入手しようと思ったら2万円以上になっています。少し高いけど、程度の良いのをも一度入手しました。プラナー45mmやビオゴン28mmにいたっては4万円から5万円に値上がりしていて、驚きあきれてしまいます。ちょっと買えないなあ。
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