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ミラノ・スカラ座のワルキューレ [クラシック]

年末に録画したバレンボイム指揮ミラノ・スカラ座のワーグナー「ワルキューレ」(日本語字幕つき、5.1ch)をようやく観ました。ワーグナーの音楽は好きなので、音だけならいくらでも聴いていられるのですが、日本語字幕がない映像を見ていると、必ず寝てしまいます。(笑)このため、たとえば第2幕の、ジークムントの剣が砕かれて戦いに負けるシーンは今回、初めて見ました。
で、改めてワーグナーの台本は長いと思いました。思いのたけを込めたのでしょうが、聴かされる方はたまったものではないです。たとえばプッチーニの「ラ・ボエーム」でロドルフォとミミが出会って一瞬で恋に落ちるシーン。早いにもほどがありますが、音楽・演劇上の表現としてはとても粋です。そういう割り切りをワーグナーができていれば、ワルキューレはせいぜい90分くらいで収まり、歌手もオケも楽だし、聴く方にも良かったのではないでしょうか。

それにしてもこの演奏、スカラ座だけあって、よく歌います。バイロイトのようなどろどろと重い感じには欠けるのですが、音楽のすばらしさを楽しませてくれる好演でした。年末に録画したオペラはこのほかにも同じ演奏者らによるワーグナー「ラインの黄金」や、チューリヒ歌劇場のヴェルディ「ファルスタッフ」などもあり、しばらく楽しみたいと思っています。
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