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MP5の真空管をムラードに交換 [オーディオ]

ささきさんのブログによると、MP5にもともと付いている真空管は中国製で、そう悪くはないものの、ジーメンスのものに換えたら一変、『「む、こっ、これは」と海原雄山が士郎にしてやられたときのような声を上げて』しまうほど良くなったとのこと。これはやってみるしかありません。
ジーメンスかテレフンケン、ムラード(マラード)あたりを狙うことにして、またオークションを見た結果、ムラードの未使用デッドストック品を2本合わせて6000円ほどで入手しました。
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真空管交換は初めてでしたが、YouTube上の解説動画などを参考にしたら、簡単にできました。パワー部の真空管交換はバイアス調整という作業が必要になることが多いとのことですが、プリ部は自動的に調整されるらしく、保護カバーのネジを外して差し替えるだけでした。

音は、実に良くなりました。透明度が上がって、レンジが拡大し、音像がシャープになり、それでいて美音は変わらず、と良いこと尽くめ。大編成オケの際の息苦しさも後退し、別物の世界に突入しました。トランジスタアンプではこういう変化を楽しむことはできません。真空管に惚れる人の気持ちが少しわかりました。ささきさんは真空管交換でアンプが10万円高くなった気がするとのことでしたが、私もそれくらいの感じです。って、合計10万6000円?いえ、新品価格ならもう少し良い品物かと。

またもお買い得だったと悦に入っていましたが、よく見ると交換した真空管、Foreign madeとの刻印が。イギリス製じゃなかったのね。たぶん、ファンの評価ではこの違いは天と地ほどもあるのではないでしょうか。オクの説明文もよく見るとその辺は功名に書かれていました。ちょっとがっかりしましたが、でもまあ、音が良いので良しとします。

サンスイB-2013を使っているときは、コクのある音のAmarra Hifiを多用していました。しかしこのアンプで聴くと、ちょっと味付けが濃すぎる気がします。かつおダシが薄いからと鶏ガラスープまで入れてしまって失敗したような感じですな。
一方、Audirvana plusは、ちょっと眠たい感じがしてあまり使っていなかったのですが、このアンプでは素晴らしくシャープでフォーカスのびしっとした良い音を出してくれるようになり、こちらばかり使っています。最近のバージョンアップでダイレクトモードが使えるようになったのも効いているのかも。良く知りませんが。iTunesとの連携モードも使い勝手が良いです。
オーディオ、不思議なものです。
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