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バルトークの弦楽四重奏曲 [クラシック]

バルトークというと通称オケ・コンくらいしか知らなかったのですが、先日、弦楽四重奏曲のコンサートに行ってきました。N響の弦セクションを代表する齋藤真知亜さんと大宮臨太郎さんのヴァイオリン、店村眞積さんのヴィオラ、藤森亮一さんのチェロによるその名もヴィルトゥオーゾ・カルテットの演奏です。藤森さんはラ・クァルティーナを聴いたことがありますし、店村さんはマイスターレーベルのCDですばらしい音に魅了されていました。

バルトークの弦楽四重奏曲第1番と第2番が演奏されました。リズムも和音もメロディも理解不能なのに、テンションは以上に高く、音色は独特の美しさを備えています。はっきり言ってこれまではとても近づけなかった音楽でした。しかしさすが「ヴィルトゥオーゾ」と自称する皆さん、気合と音色の美しさだけで聴かされてしまいました。すばらしい演奏でした。もしかしてミスがあったとしても気づいていませんが。

こういう音楽もあるのだなあと思って、ハイファイマンに聴かずにいた手持ちのタカーチ四重奏団の全集を入れて通勤時に聴いてみると、ああ、なかなか良いではないか、などと思う自分にびっくり。特に4番はかなり好きになりそうです。逆にこれまでは文句なしに好きだったモーツァルトの弦楽四重奏曲が、何だか間延びして緊張感のない様子にもきこえてしまいます。

生演奏をたった1回聴いただけで音楽の好みが変わるなんてことが、あるのかもしれません。でも、バルトークの後のアンコールでハイドンの有名な四重奏曲が演奏されだしたとき、ホッとしたのも事実ではありました。
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ユキタロウ

>バルトークの弦楽四重奏曲

兄から譲られた(押しつけられた?)アルバンベルクSQの全集を持っていますが、今だ聞き通した事がありません。(汗)

バルトークは「オケ・コン」と「青髭公の城」が好みですね。特に「青髭」は歌手が良いと鳥肌もので、壮絶なまでの名曲だと思います。・・・。
by ユキタロウ (2011-10-10 13:39) 

minima

ユキタロウさん、どうもです。
青髭、私も聴いてみようと思います。
by minima (2011-10-10 19:44) 

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