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300万円のチェロ試奏、カーボン弓も初体験 [チェロ]

きょうは仕事のついでにお茶の水に立ち寄り、2軒でチェロを試させていただきました。

1軒目で印象に残ったのは、中古の30万円弱のカール・ヘフナーです。音離れが良く、美音でした。ただし銘文が楽器内に記されておらず、ホントにカール・ヘフナー?ってな感じの個体でした。

2軒目では再度グリガのゲニアル、ゲムズ、ガマを試しました。ガマは少し見直しましたが、1番の弦が薄めな印象は先日の別の店舗と同様でした。そしたら工房の職人さんが、ちょっと調整する、とおっしゃって20分ほどなにやらいじられた結果、あれあれ、ワングレード上かと思うほどすべての弦の音が良くなりました。調整の妙を見せつけられました。ただ1番の弦が薄めなバランスにはかわりがなく、この機種はこういう性格なのだと思いました。
ほかにもクラウス・ヘフラー、ガンツォーリ、ペゾルトなどの30万円台を試させていただき、今回もガンツォーリの印象が良かったです。
さらに図に乗って、高いチェロを試させてもらいました。ほぼ開放弦しか弾けないにもかかわらず。イタリア製の中古の300万円台のを84万円の弓で弾かせていただきました。これは、本当に音離れが良い美音で、遠鳴りのする逸品と思いました。店員さんもおっしゃっていたとおり、コンサートホールでよく映えるのではないかと思いました。
カーボン弓も初体験させていただきました。すっきりにごりのない強めの音が出るのですが、木のような柔らか味や親しみ深い感じはでにくく、当面、興味の埒外だと思いました。

これまでの試奏の結果、興味を持っているのは下記のチェロです。

まず、15万円ほどのカルロ・ジョルダーノ。
次に30万円弱の中古のカール・ヘフナー。
そして30万円台のガンツォーリ。
弓はアルコスの8万円ほどのもの。

ろくに弾けない今の私としては、チェロにそれ以上の資金を投じる甲斐を感じません。30万円できょうの300万円のが買えれば、文句なしにそれなのだけれどねえ。

こうやって生音の楽器に入れ込んでいると、その分、オーディオに注力する気力が減退しています。オーディオ・ベーシック誌が出たけれど、今回は買わないかも。付録CDのような太鼓の音源は、オーディオチェックに良く使われました。サウンドは良いけれど、一般に、音楽として聴いて面白いことはまれです。
同じくオーディオチェック用としてよく使われるのが、ジャングルやら浜辺やらの虫の声、水音などのネイチャーものでした。しかし、最近、大きな公園まで自転車ででかけるようになりました。そこの自然林の虫の声やらせせらぎの音やらを聴いていれば、毎回心地よいサウンドがライヴで楽しめ、録音する必要さえないじゃないか、と思います。録音されたデータを懸命に再生するより、自分で良い音が出せ、良い音楽が演奏できるよう練習するほうが楽しくなっているこの頃です。(でもまだキラキラ星が続く)
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