777の系譜再び [オーディオ]
これまでディスクはわずか1万円あまりのパイオニアDV-610AVで再生していました。究極のプアマンズ・アイテムとか激安超絶音質とか、好き放題な紹介をしてきましたが、SACDマルチ、DVDビデオ、DVDオーディオが再生でき、HDMIでAVアンプに入れればけっこうな良い音がしています。しかし、SACDマルチをもう少しちゃんと再生してみたくなり、SCD-XA777ESを入手しました。2001年9月に発売された、ソニー初のSACDマルチチャンネル再生機でした、たぶん。
最近、SACDプレーヤーのアナログ出力は、ほぼステレオのみとなり、マルチはHDMI出力になってきました。高級機種を別にすると、アナログのマルチ出力が欲しければ中古を探すか、マランツのユニバーサルプレーヤーUD7006などしか選択肢がありません。時代の流れはHDMIなのですが、もう少しアナログ出力を試してみたいと思いました。
777は、ネットで内部画像を見ると大変に多くの物量が投入されていて、これで良い音がしないわけがない、と思わされました。それに比べればUD7006のアナログ回路の見た目はかなり貧相といわざるを得ず、積極的には手が出ませんでした。また、スタジオK`sの山本さんが777をお使いになっておられることにも背中を押されました。
ところで777といえば、昔のソニーの高級機種を示す型番でした。大学時代にTC-K777ESⅡというカセットデッキを持っていたのを思い出します。どうして手元にないのか、覚えていないのですが、とにかくそれ以来の777です。あと、ソニーのSACDプレーヤーは、初代のSCD-1を前に使っていました。すごくきっちりかっちりした音だった気がします。あちらの方が高級機でしたが、ステレオ専用機でしたので、ほぼマルチ専用で使うつもりの777とは比べにくいところです。
ちょっと聴いた印象では、予想通り、とても腰のすわった、滑らかで繊細な音がしています。さすがにDV-610AVよりもずいぶん良いです。しばらく使われていなかった個体のようなので、使い続けていればさらに良くなるかもしれません。楽しみです。
SONY TC-K8B とか、TA-E7とかST-A7とかTA-N86がまだ健在です。
私もSONYの7並びには痺れます。
最近USB端子を持ったターンテーブルを買いました。7は付いてませんが・・・。
by 親知らず (2012-12-27 23:50)